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本と、映画に思うこと。その他、諸々のこと。

アニメ映画リスト 101~150

これでワタシの知識は出し切り。この辺はちょっと愚痴がおおいかな?市場調査しながら見る映画を選定してますし、見る気も起きなかった映画も無数にあるわけで、必ずしも価値が低いなんてことは無いのですよ。

 

101機動戦士ガンダムF91

機動戦士ガンダムF91 [Blu-ray]

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 ・富野御大が監督した逆シャア以来の劇場版。TVシリーズ用のアイデアを映画にしたので、総集編映画的な駆け足感が見え隠れ。
・最近、子供と大人の対立って構造に思うところがなくなってきた。俺も大人になっちまったい。
・巨大な薬莢に当たって死ぬとは、いい描写ですなぁ。
・超人による専制政治は、短期的に良い場合はあっても、時間経過と共に必ず腐敗する。悪政への防御機構が無さ過ぎるので良くない。あと、現実には超人が存在しないという点が決定的にまずい。

102カラフル

カラフル [DVD]

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クレしん映画で有名になった原恵一監督作品。
・この人はなんか、感動的なモノに憧れ持ちすぎ。泣かせるストーリーを語ることを映画の目的に据えるのは、僕の好みとちゃう。
・とはいえ大事なことを言ってる。若い世代に向ける言葉として、すごく価値があると思う。安易なことは何も言ってない。実に思慮深い
・勉強は、もっとせんとアカンけどな。
・プラプラ様は大根すぎ。
・いのちをだいじに!(意味深)

103.シュレック

シュレック [DVD]

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 ・打倒ディズニーを標榜するドリームワークスの3DCGアニメ。
・アメリカ人もディズニーのオメデタイ感じには突っ込みいれたかったんだなぁ、と思った。成分の8割は皮肉。でも、アンチディズニーを掲げる限り、ディズニー無しで生きられないということですよ。
・よくできてるとは思うけど、あんまり好きではない。本人が「オレ毒舌だから」って言いだしたら冷めるような、そんな感じ?そうだね君は毒舌だね。
・いろんなパロディしてたみたいだけど、アメリカ人じゃないと良く分からん。日本人は楽しみにくい。

 

104.鋼の錬金術師 シャンバラを征く者

劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者 (通常版) [DVD]

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 ・TVシリーズの最終回を豪華にやったって位置づけなので、単品の映画としては語れないモノ。しかもTVシリーズ未見でチャレンジしちゃったんで、あんまわかんなかったんです・・・ゴメン。原作は読んでるから行けると思ったんだよぅ。
・ファンタジーの住人を現実に連れてくるメタ展開は挑戦的。ラストアクションヒーローだね。
フリッツ・ラングなんて、今どきのコわかる?(確かにブラッドレイに似てる・・・)

 

105.カンフーパンダ

カンフー・パンダ スペシャル・エディション [DVD]

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 ・ドリームワークスの3DCGアニメ。かわいくないデブパンダがカンフーする。
・アメリカ人はアニメでバトルするのにここまでエクスキューズがいるのか。血ィのひとつも飛ばしてみせんかい。
・アクションの動画自体は、すげー。カメラの動きっぷりもCGアニメならではで見応えアリ。手書きアニメーションでは実質不可能。
・あまりに現実味のないカメラアクションは押井師匠に怒られそうですが、これに起因するリアリティの無さは、暴力から生々しさを排除したい向きにはむしろ合致しているのかも。
・どれほど天性があろうが、武道ってのはそんな短期間必死になったところで習得できるもんじゃないんですよ。納得のいくストーリーじゃあない。結局ハート様最強とは。朝飯前にゴボウ抜きされた兄弟子たちの思いや如何ばかりか。

 

106.劇場版 機動戦艦ナデシコ The prince of Darkness

劇場版 機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness- [DVD]
 

 ・TVシリーズ以降を描いた同窓会映画。戦争が終わった後、ハッピーな体制が構築されてる絵を見せるのは嬉しくもあり、そりゃ作品コンセプトとちゃうやろ、とも思ったり。元の連載シリーズ分が好きなんで、楽しく観ちゃったんですけどね。
・事件の立ち上がりからナデシコメンバー再招集まではワクワクするけど、メンバー揃った途端一気に尻すぼみ。もうちょいストーリー的な山場作れんかったかねぇ。序盤が良かっただけに残念。
仲間由紀恵黒歴史。「アキトの…アキトの…」
・ともかくも、成長したルリルリはかわいい。

107.うる星やつら 完結編

うる星やつら 完結篇 【劇場版】 [DVD]

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 ・うる星やつら劇場5作目、監督は出崎の統さんじゃなくて哲さん。原作漫画の最終エピソードを素直に映画化したもの。
・もういちど鬼ごっこしながら二人の関係を総括する内容で、シリーズのファンには感慨深いものがあります。映画としては、監督の野心が全然見えなくてチョット物足りないですが。原作がいい話だから押井みたいなことせずにママ映像化してくれ、というファンの要望に応えての企画なので、これはこれで問題ないわけですな。

 

108.ランゴ

ランゴ おしゃべりカメレオンの不思議な冒険 [Blu-ray]

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 ・パイレーツ・オブ・カリビアンの監督ゴア・ヴァービンスキーさんが監督した3DCGアニメ。主人公の声もジョニデ。
・いろんなパロディやってるので、わかる人はムフフと思いましょう。マカロニウエスタンは知識浅いんで、アタシにはもひとつでした。
・西部の精霊、イーストウッド過ぎ。

 

109.サカサマのパテマ

サカサマのパテマ 通常版 [DVD]
 

 ・「イブの時間」でやんわり評判の吉浦康裕監督。
・魅力的な設定で興味をひきます。抱き合わないと行動できないイカシた状況で、モエたりしながら見てたらなかなかの良作なんじゃないすかね。僕はそこでキュンキュンする心を失いつつありますが・・・
・広げた風呂敷は畳むのが大変。そこが腕の見せ所だが、イブの時間は畳まなかった。そして今度は元々畳めるサイズにしか広げなかった。大きな風呂敷を畳む技を身につけんと、傑作にはたどり着けんよ。と、観るだけの素人の意見。悪役のおっさんがもう少し魅力的だったり、組織的だったりしたらもっと盛り上がっただろーと思います。映画を仕上げるのって難しいんだなぁ。

 

110.天使のたまご

天使のたまご [DVD]

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 ・押井守監督が趣味だけで作ったわけのわからん映画。
・さっぱりですね。さっぱりでした。
・押井師匠にとって映画の目的は、ストーリーの叙述ではなく、世界観の描写。なので、思い切ってストーリー無しでやってみました(はあと)ってことらしい。映画の形式自体へのチャレンジなので、このストーリーから何を述べたかったのか?という方向で読み解こうとしても、そこに答えはありません。
・道具として使うとラリホーマの効果。

 

111.白雪姫

白雪姫 スペシャル・エディション [DVD]

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 ・約80年前のディズニー映画第一弾、長編アニメーションの夜明け。
・古典にちゃんと目を通してるって満足感のために見ましょう。アニオタの教養ってヤツよ。
・ここで目指したのは「動く絵本」であって、映画ではなかったと思われる。ので、ストーリーのダイナミズムとか、人物描写の掘り下げ方とか、今どきのんとは比べてはいけませんね。今の感覚で見れば、ぶっちゃけドヘタクソです。
・ちっさいおっさん達は手ェ洗うだけに時間掛け過ぎ。
・動画は、現代の水準で見てもハイクオリティ。フルアニメーションも良し悪しだけど、そりゃ凄みはありますよね。

 

112.ファンタジア

 ・すごいです。アニメーションを芸術にしようという志の高さに感服。
・ただし、これは映画ではなくてミュージックビデオ。これは大きな違いであって、同列には語りにくいのです。
・感動したい気分の一方で、ちょっと退屈してる自分がいました。と言うかいっぺん寝ました。

 

113.ピノキオ

ピノキオ スペシャル・エディション [DVD]

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 ・とみに有名な「星に願いを」は、バッタが歌ってたんですねぇ。
・クジラのシーン、波まで全部動かしてやがる。背景動画どころが全部動画ですな。量産型の日本産では滅多にお目にかかれない力技。
・嘘ついたら鼻が伸びるくだりは意外とあっさりなのね。もっと全編通して伸び続けるんだと思ってたわ。有名すぎて逆にちゃんと見てなかった映画の好例。
・終盤、じいさんとピノキオの絆が美しいようですが、ピノキオ人形が完成したその深夜に動くようになって、翌朝学校行けと送り出されて、次の再会はクジラの中ですからね。時を重ねた絆って全くないんですよ。この時代のアニメは、そういう整合性全然気にしてなかったんだなぁ。

 

114.ルパン三世 ルパンVS複製人間

ルパン三世 ルパン vs 複製人間 [DVD]

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 ・ルパン劇場版第1作。
・ルパンのイメージって、多分人によって全然違う。原作漫画を想起する人は少数派だろうとしても、TVアニメの中でも1st、2nd、3rd、その後のTVスペシャルとシリーズごとに全然違う。僕の好きなルパンは1stか2ndのTVシリーズ。基本ルパンは好きだけど、かつての面影もない今時のルパン映画は興味ない。カリ城は名作と言えど宮崎映画すぎるし、僕の思うルパンでやってくれた映画ってのは、結局これだけ。

 

115.アイアンジャイアント

アイアン・ジャイアント 特別版 [DVD]

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 ・ぽっと出のアメリカ製アニメ。監督さんは後に「Mr.インクレディブル」の監督する人。
・異形と触れ合う。異形が迫害される。テンプレート通りの話で、テンプレートの通りに面白いが、正直ピンと来なかった。
・と思ったら世間じゃ感動作扱いらしいぞ。意外。アタシ全然感情移入できなかったんですけどー。あれー
・ぶっちゃけ、アメリカンな絵柄が嫌い。多分それだけ。

 

116.雲のむこう、約束の場所

 ・新海誠の3作目、長編としては1作目。
・この人、中学生くらいの妄想全開だナー。お年頃のときに見れれば良かったろうけど。
・一応SFだけど、あんまり活きてないカンジ。以降の新海作品ではSFしなくなったけど、むべなるかな。
・背景が、一枚絵としてすごくキレイです。

 

117.劇場版トライガン Badlands Rumble

 ・SF風西部劇。地味に人気だった漫画原作のTV連載アニメが、時を隔てて急に劇場版ひり出しました。TVシリーズ中盤あたりのオールスター揃ってた時代の新エピソード。
・「TVアニメの長い版」を超えない内容ではありますが、えらく楽しく観れました。単に僕がトライガン好きだからでしょうが。嘘くさいガンアクションとか、無茶な平和主義の是非とか、すげえ好き。特にウルフウッドが好き。
・カウボーイ・ビバップもそうだったけど、連載シリーズで根本的な決着が着き切ってると、劇場版では同窓会以外やる事がないんですよね。ファンサービスってくらいで考えて、期待し過ぎずに同窓会を楽しみましょうか。
・ヴァッシュ復活のくだりは、さすがにご都合すぎるやろ、と思いましたが。

 

118.9 9番目の奇妙な人形

9<ナイン>~9番目の奇妙な人形~ コレクターズ・エディション [DVD]

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 ・売り文句にティム・バートンの名前があって人形の話なんでストップモーションアニメ?と思ったら普通にCGアニメでした。しかもバートンはほとんど関わって無いそうな。退廃的でファンタジックなビジュアルイメージは確かにバートンぽい。キャラ造形もいい。
・でも、ビジュアル面以外はあんまりコンセプト無かったのかな?ストーリーはなんとなく盛り上がり切らないカンジ・・・。
・2の無駄死に感、もちょっとなんとかならんかったんか。

 

119.くもりときどきミートボール2 フード・アニマル誕生の秘密

 ・1作目が評判良かったんで、予定なかったけど2作目いってみましたな話。
・さすがに1作目のキレはないですが、この無理やり企画でそこそこ楽しめるように仕上げてきたのはむしろ優秀ゆうしゅー。

 

120.うる星やつら オンリー・ユー

うる星やつら オンリーユー(ノーカット版)【劇場版】 [DVD]

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 ・うる星の劇場版第1作、後の大御所・押井監督の初監督映画でもあります。
・話のスケールはでかく、主要キャラは総出演、TVシリーズの映画化としては誰も文句を言わない構造で、実際見て面白い作品ですが、押井監督は「映画たりえていない」とご不満だそう。
・僕なりに咀嚼したところだと、押井監督にとっての映画というのは作り手が何らかを表現するためのモノであって、映画を構成する要素は(映像や音楽や、ストーリーでさえも)、その何かを表現するための手段に過ぎない、ということ。オンリー・ユーには作り手の真の目的たるものがなく、何も表現していない、と。
・今時はただの2時間ドラマも映画と称して劇場公開しますからねぇ。国産映画の中で、ここで言う映画たり得ている映画ってのがどれ程あることやら。

 

121.APPLESEED

APPLESEED [DVD]

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 ・攻殻にあやかって、同じ士郎正宗原作の漫画を劇場アニメ化。当時はCGアニメ創世の時代、新しい技術がどんな映像を作れるのか探ってる感じで、期待感あった。音響も凝ってた。
・でも脚本がヌルい。而して脚本がヌルい。
・原作は硬派すぎるから、一般向けに噛み砕こうってのはわかる。わかるが、これでは精神年齢が低すぎる。分かり易くするのと、安直にするのは別。
・あなたがいない未来なんてー。くさー!ビルからダイビングそうちゃくー。無意味ーー!!
・自分原作ファンだもんで、これには怒っているのだ。伊藤計劃氏もブログで困っておられたぞ。

 

122.宮本武蔵 双剣に馳せる夢

宮本武蔵‐双剣に馳せる夢‐ [DVD]

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 ・歴史ドキュメンタリー。何を観ようとしているかあらかじめ分かってないとびっくりする。押井製の歴史秘話ヒストリアだと思ってどうぞ。そもそもこのリストに並べていいものなのか、微妙な内容でありますな。
・現代の日本人に流布したイメージは吉川英治の創作小説に支配されている。放っておけばこれが史実にとって代わる恐れがあって、そういう危機感は持つべきだ。事実を自主的に知ろうとすることが大事。
・自力でこれだけの論を構築した押井の情報収集力と解釈能力は凄まじいですが、これを信用し過ぎたら、それは吉川が押井に入れ替わっただけ。慎重な視点を忘れずに。

 

123.おもひでぽろぽろ

おもひでぽろぽろ [DVD]

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 ・ガキのガキ臭さがリアル過ぎて、コッ恥ずかしくて見れらんないんですよね。もっと年とりゃ面白く見れんのかねぇ。
・この対象の狭さが高畑さん。
・ほっぺの描き方が気になる…アラサーとはいえ20代をそこまでおばさんに描かんでもええやない。

 

124.河童のクゥと夏休み

河童のクゥと夏休み 【通常版】 [DVD]

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 ・クレしん映画で有名になった原恵一監督の、クレしん離れての第一作。
・河童をみつけてアルフよろしくかくまうけど、一瞬でオクモニックさんにばれてマスコミに囲まれる話。
・いい映画ではあるんだけど、やっぱこの人のセンス合わんわ。感動しましょうって感じの感動作とかキライなんすよ。
・アニメっぽいキャラデザが嫌いなんだろうけど、それにしたってこれはバタ臭いよねぇ。
・冗長。この内容で2時間越えは無い。絞れ絞れ。

 

125.メリダとおそろしの森

 ・ピクサー映画13作目。“あの”ピクサーにしてはパっとしないデキ。やはり13は不吉なのか。
・舞台となる世界の広がり、起こる事件のスケール、内包されたメッセージ、どれも小さい。どうした。
・悪いって程じゃないですよ、レンタルで見て損した気がしないくらいには。
・最大の見所は、スパゲッティヘアーのモデリング
・望みが何であれ熊になるって、そりゃ魔女のばーさん適当すぎるぜ。

 

126.コクリコ坂から

コクリコ坂から [DVD]

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 ・宮崎Jr.再臨。まさか2度目があるとは・・・
・背景美術はさすがジブリ。演出もゲドに比べりゃ相当進歩してますよ。
・「安いメロドラマだ」と自嘲したくせに、安いまんまの何のひねりもないオチ。えっ。それだけ?
・青春しまくってるのはもきゅもきゅする。もっと若いときに見れたらもっと楽しめたんでしょうか。

 

127.さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅

さよなら銀河鉄道999-アンドロメダ終着駅- [Blu-ray]

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 ・銀河鉄道999、劇場版の続編。1作目で作品コンセプトに完膚なきまでに決着が着いてるのに、人気があるからって作られた感がアリアリ。
・で、1作目で付けたはずの決着を着いてなかった事にして、似たようなことをもう一周やった。1作目の感動を台無しにする方向の展開なので、世間的評判が悪いのも然り。
・続編商売に手を染めざるを得なかった大人の事情だね。ストーリーはアラだらけ。それでも、りんたろう監督はこの状況にあっていい仕事をしておられます。
メーテルは今でも偶像として機能するキャラクターだよね。

 

128.WXIII 機動警察パトレイバー

WXIII 機動警察パトレイバー [DVD]

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 ・押井の手を離れた、パトレイバーの劇場版第3弾。
・どーしてもデキのいい過去2作と比較されてしまうわけで。押井師匠抜きで製作ともなれば尚のこと、過去作との真っ向勝負は避けるのが得策。てなワケかどうか知らんが、主役に新キャラ据える搦め手で来ましたな。
・あまり印象に残らない映画。いかんせん新キャラが地味過ぎるよねぇ。ハタ君の恋愛模様とか興味もてねぇ。
・刑事2人の自宅シーンが多いですが、これは冴子さんの部屋のサイコ度を際立たせる伏線ですね。生活感が染み込んだ部屋と、伽藍堂に巨大写真1枚しかないサイコハウスの対比。

 

129.アリス

ヤン・シュヴァンクマイエル アリス [DVD]

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 ・ヤン・シュバンクマイエルの悪趣味アリス。分類は「ストップモーション・アニメ」だけど、観る印象としては実写と理解すべきでしょうなぁ。
・映画と言うよりは芸術ですな。凄味はあるけど見てて楽しいもんかっつーと。趣味が合ったらのめりこんじゃうのもわかります。が、個人製作のレベルを超えないプロダクションでもあります。
・アリス役の子、カワイイけど演技できてないよね。

 

130.攻殻機動隊 S.A.C Solid State Society

攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society [DVD]

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 ・「映画は撮ったことがない」神山さんがようやく映画を撮った、S.A.Cシリーズの長編。
・でも結局PPVになった。
・この人、上手い話をつくるけど魅せるアクションを描けない人だなぁって印象。動きが淡々としてて燃えないカンジ。投入できるリソースに限界があったのは明らかなので、そこは割り引いて見てあげないとだけどね。
・押井師匠に挑戦するその意気や良し。

 

131.逮捕しちゃうぞ the MOVIE

逮捕しちゃうぞ the MOVIE リマスター版 [DVD]
 

 ・ちょいマイナー目なシリーズの映画化にしては力入ってます。大規模な東京封鎖からの警視庁襲撃とか、起こる事件も大風呂敷。
・パト2に憧れたナ。てことは、踊る大捜査線と源流を一にする作品ですが、なに、負けてないと思いますよ。
・作画面では、大事なカットが静止画だったりして予算の限界が露骨。隠す努力もうちょっとあっても・・・

 

132.うる星やつら4 ラム・ザ・フォーエバー

うる星やつら ラム・ザ・フォーエバー【劇場版】 [DVD]

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 ・うる星やつら劇場版第4作。作れば元取れる手堅い商売ですから、とりあえず作る罠。
ビューティフル・ドリーマーっぽいモノを作ろうとした感アリアリ。それ系の作家性でもないのに、それっぽいものを作ろうとしたって、そりゃ上手くいきませんよ。ストーリーが解り難いのは、難解さじゃなくて説明不足のせい。日記とか意味ありげな伏線投げっぱなしボンバー
・映画として仕上げる前に公開しちゃったカンジ?個々の場面はいい雰囲気醸し出してるし、やろうとした(と思われる)ストーリーも面白げだし、へこたれずに最後まで頑張ったらいい映画になってたかも。または、観る側が完成図を補完しながら見てあげれば。
鬼姫コスのラムは美しい。

 

133.獣兵衛忍風帖

獣兵衛忍風帖 [DVD]

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 ・川尻監督の、その名の通り山田風太郎忍法帖っぽいけど一応オリジナル原作の、劇場アニメ。素直に忍法帖原作でアニメ化するのはダメやったん?
・本作、アメリカでえらく人気あるそうな。確かに、ニンジャがニンジュツでバトルする内容は、間違った日本妄想掻き立てて外人ウケしそう。
・エロと暴力は映画の華。アニメでここまでがっつりやるのは国産でも珍しい。いいぞもっとやれ。
・デザインセンスがダサダサでちょいと笑っちゃいますがね。昔はこんなだったよね。

 

134.海がきこえる

海がきこえる [DVD]

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 ・ジブリの若手(当時)が宮崎駿抜きで作った長編アニメ。TV用であって劇場公開はされてないそう。
・ムトーは不幸な家庭環境でも弱みを見せずに気丈に振舞う、自律的な女。杜崎君は行動力があって意思の強い男。と、描きたかったんだろう。でも印象に残るのは、わがまま糞女と振り回される男の図。ムトー、もう少しかわいげあるようにならんかったんか。
・製作者が表現せんとしたであろう、不器用な青春模様はわりと好きですが。

 

135.11人いる!

11人いる! [DVD]

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 ・萩尾望都さんのSF短編漫画の映像化。方程式モノ的な、古きよきSFの味。
・伏線張りと新事実の開示のテンポがいいので、楽しく見てられます。
・終わってみれば、11人目の存在が意外と事態の進展に影響してないので、ストーリー作成テクとしてはもう一押し欲しかったところですかね。
・宇宙船とかの描き方は、やっぱ平凡。あくまで出来のいい原作の手堅い映像化ってとこで、映画としては驚きがないかなぁ。出崎お兄ちゃんはこういうタイプなのね。

 

136.ライオンキング

 ・キャラが出揃った時点でこの先何が起こるか全部わかる。そして想像を少しも外さない一本道ぶり。子供向けならこれでいいって?ホントに??
・最後までライオンの捕食シーンを描かない。臭いものにはフタのPTA方式。露悪趣味で言ってるんじゃなくて、この物語に正面から向き合うならば避けて通れない部分だったはず。子供向けだから、は言い訳にならない。
・だから、ドリームワークスがマダガスカルを作った。

 

137.ホーホケキョ となりの山田くん

 ・あっこの地味さ、高畑さん!
・アニメ表現の可能性に挑戦して、なにか達成しておられます。
・大昔にTV放映を見たきりなので、細部を語るほど記憶にありませんが、わざわざ見返そうって意欲を起こさせない地味さがあります。やっぱそれはダメなことだよね。メッセージがあろうが技術的にすごかろうが、観終わった時に「ああ面白かった」って思うかどうかが一番大事だし。。。

 

138.老人Z

老人Z HDマスター版 [DVD]

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 ・大友克洋が原作・脚本。大友っぽいブラックユーモアで、「最臭兵器」のカンジに似てる。
・高齢者問題は、個人的には笑うに笑えないところがありますなぁ。こういう「笑いにくい笑い」が好きな人には相当気に入られるんじゃないすかね。

 

139.スプリガン

EMOTION the Best スプリガン [DVD]

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 ・ちょっと人気あった漫画の劇場アニメ化。総監修に大友克洋ってことでちょっと話題になったけど、監督でもないしつまり何やったんだろなぁ。アニメに大友さんが関わっても、大してイイことは起こんないのが常ですが。。
・箱舟編って、原作のオチがわりと尻すぼみなんで、映画では上手く改変して盛り上げてくれたらいいなー、って期待して見に行ったんですが、そこは原作に忠実にそのままでした。えー
・アクションは良く動くんで、そこは見所。
マクドゥガル大佐は大根すぎ。

 

140.ベクシルー2077 日本鎖国

ベクシル-2077 日本鎖国- 通常版 [DVD]

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 ・APPLESEEDのチームが作った国産CGアニメ。ってことで、その仕上がりも推して知るべし。
・(意外にも)話の入り口までは結構期待感もたせる。日本どないなってもーてんー、とワクワク感煽るが、話が進んでみれば、まあ、やっぱそんなもんだな。
・オリジナルなんで、どの原作もレイプされてないんで、その分だけ好感持てる。

 

141.スチームボーイ

スチームボーイ 通常版 [DVD]

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 ・伝説の大友克洋監督が、すげー時間かけて作り上げた超大作。はずだったけど、見事にずっこけた。あの面白い漫画を書きまくってた大友克洋は今どこへ。。
・声優がヘタ!主要キャストがまとめてヘタ過ぎる。こういうのは役者以上に、リテイクさせられない現場の問題だと思う。
・ダメなばっかじゃないよ!作画はハイクオリティだよ!
・どんな職業であれ、ある一連の仕事をきっちり完結させるのは、実は難しい。時間をたっぷり掛けたら良くなるかと言うとそうでもなくて、変に長引くのはむしろ泥沼に嵌った証拠。泥沼化したが最後、船頭多く船山を登り当初の目的は忘れ去られ終わらせる事自体が目的に取って代わり完成度は二の次に…などなど、苦労の割に出来が悪い。あーそういえばこの映画、ずいぶん制作に時間がかかったらしいですねー。

 

142.ももへの手紙

ももへの手紙 [DVD]

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 ・押井一門、沖浦さんの「人狼」に続く監督2作目。師匠の手を離れた結果は…人狼の悪いところが残ったな…。丁寧なのはいいけど、これはさすがに冗長だよ。
・ギャグが全体的に滑ってる。これ、この映画の上手くいってないところの本質じゃなかろーか。場面場面で表現せんとしたモノは想像つくんだけど、現実そんな風に感情が動かされない、お寒いカンジ。笑いどころだけでなく、感動しどころも寒い。
・カメラで撮ったような作画はすごい。広角/望遠の切り替えを画で描いてたり。ピント合わせまでやる。腐っても押井一門。このうまさが映画に結び付けばなぁー
・ちなみに私好きで瀬戸内の島にはよく行きますが、まさにあんな感じです。だからこそ、好きな映画になって欲しかった。これでは不満が残るばかり。

 

143.ゲド戦記

ゲド戦記 [DVD]

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 ・宮崎Jr.登場。偉大な父親と比べられるのは宿命とはいえ、これではねぇ…
・それなりの努力も経験もなく、映画監督なんてできないってコトを明確に示している。映画を構成するにあたって、省略すべきこと/語るべきこと、の選択が、彼は根本的にわかってない。
・そんな訳で、なにぶん、つまらない。原作は面白いんだろーなぁーってことは伝わりました。
・作画や背景画の技量はジブリさまさまなので、ゴミ!とまで言えないのがなんとも語りにくい。

 

144.ルパン三世 ファーストコンタクト

ルパン三世 EPISODE:0 ファーストコンタクト [DVD]

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 ・雨後の筍が如く制作されまくるルパンのTVスペシャル第14弾。
・TVスペシャルにしては、面白いです。でも一味の出会いって奥の手を使ってこのレベルでは、ちょっと寂しいかな。こういう大事な話を劇場でなくTVスペシャルのネタに扱う時点で、制作陣にはルパンに思い入れが無いってことだ。
・敵キャラの造形もう少し考えてもイイよなぁ。モブのデザインだろこれは。
・ルパンが五右衛門対策で火を使ったり、ファーストシリーズをちゃんと踏襲してるのね。本家はイルカの水鉄砲使用でもっとナメてたけど。

 

145.エクスマキナ

エクスマキナ -APPLESEED SAGA- スタンダード・エディション [DVD]
 

 ・APPLESEEDの続編、しろまさ原作から離れたことでいよいよ底の浅い作品になった。原作ファンには腹に据えかねる。
・民間人だから撃つなーみたいなくだり、そのくらい想定してスタンガン持って来い。作ったやつスタンガンってもんを知らんかったんか。それとも知ってるけど無視してドラマっぽいシーンを作りたかった?どっちにしろ浅い。浅すぎる。
・ラストのモブ敵とバトるシーンは、マトリックスで見たな。
ジョン・ウー連れてきても、あのおっさんもシナリオ作る力はないから・・・
・多分、冷静に見直したら、ここまで貶す作品じゃないんです。わかっちゃいるんだが、嫌いなんだ。

 

146.うる星やつら3 リメンバー・マイ・ラブ

劇場版 うる星やつら3 リメンバー・マイ・ラヴ [DVD]

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 ・うる星やつら劇場版第3作。ここからは押井の手を離れた。
・これもちょっとビューティフル・ドリーマー引き摺ってるなぁ。4作目より話のつじつまは合ってるけど、その分スケール感もこぢんまり。聞き分けないガキが無茶しただけって話に見えちゃう。

 

147.星を追う子ども

 ・新進気鋭の新海誠の監督4作目。前作の「秒速~」までの一貫したテイストからは路線変更してファンタジーにチャレンジ。幅を広げようとしたんだろうが、得意の路線以外の引き出しがカラッポであると露呈してしまった。
・既視感のあるシーンが連発。元ネタがほとんど宮崎駿ってのはちょっと安易すぎる。
・もうわかった。余計なことしなくていい。秒速~の童貞臭は馬鹿にしてたけどアレも立派な作家性だし、それをどっぷり描き切れば価値ある映画が作れる人ですよ、新海さんは。まぁ・・・この人が童貞卒業してしまったときに、残るものがあるかが心配だけどね。
・と思ってたら、この次に出した短編映画「言の葉の庭」は秀作でした(短いのでランキングには入れてないケド)。これはなんと秒速を大人の感性に咀嚼しなおしたよな内容。この人は、この作家性をひたすら先鋭化させた先にこそ、我々の見たことがない情緒的な世界を紡ぎだせると証明してくれました。次の長編は割とマジ期待してる。

 

148.うる星やつら いつだって・マイ・ダーリン

うる星やつら いつだって・マイ・ダーリン【劇場版】 [DVD]

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 ・うる星やつら劇場版、作りも作ったりついに6作目。ルパンやクレしん程には定番化できなかったのは、良くも悪くも押井のせいだな。
・尺は1時間チョイと短いし、完全にちょっと豪華なTVアニメ。押井の呪縛も解けて、高橋留美子の偉大なるマンネリズムをどっぷり再現。TVシリーズ楽しく見てた人なら、その延長で見たら楽しいでしょう。
・ホレ薬取り合いながら痴話ゲンカって、ホント高橋留美子だなぁ。
・ラムの顔の作画が、ちょっと好きくないです。ラムの顔に絞れば、4作目の「ラム・ザ・フォーエバー」が好き。
・弾が無限に出るバズーカってこのテのギャグアニメじゃ普通だけど、押井は絶対やらんかったナ。

 

149.ルパン三世 DEAD OR ALIVE

ルパン三世 DEAD OR ALIVE【劇場版】 [DVD]

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 ・原作者モンキーパンチが御自ら監督した劇場第6作。
・話はともかく画の見せ方が説明的でテンポが悪くて、映画としてビミョウ。本来、アニメ化された以上は原作とは別個の作品とみるべきであって、原作者と言えどクチバシ突っ込んでいいもんではない。餅は餅屋。
・とっつぁんが有能に描かれてるのは、好き。本来そうだったわけだし。
・変装を見抜けないナノマシンってのは、どうですかねぇ

 

150.幻魔大戦

幻魔大戦 [DVD]

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 ・鳴り物入りで製作された作品。子供向けじゃない単発のアニメ映画を真面目に作ること自体、当時は挑戦的な試みだったそうな。
・歴史的な意味合いがあるにしろ、今のセンスで見るにはかなりキツイ。
・のっけからダンシングばばあに苦笑。絵柄の古臭さが恥ずかしい上にストーリーもなんか行き当たりばったりだし・・・いや、古いからったってこりゃねぇよ。
・男友達とツッコミながら見るなら、いけるかな。
・音楽監督キース・エマーソンでびっくり。そういえばそんな感じ・・・か??当時のキーボード音では、映画音楽には安っぽく聞こえちゃうなぁ。

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