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相対性理論という名義の使い方

サブカルどもが熱狂したポップバンド「相対性理論」が久々の新譜「TOWN AGE」を発売です。これは言及せぬわけにはいきますまい。

TOWN AGE

TOWN AGE

 

ネットでは賛否真向に割れてますね。否が優勢か?状況要約すると、

相対性理論ってバンド超スゴイ。曲作りの中心はベースの真部さん。
②ヴォーカルのやくしまるさんが自力で作詞作曲してソロ活動開始。
相対性理論からベース真部&ドラム西浦が脱退。
相対性理論名義で新譜発売。作曲は殆どやくしまるさん。
⑤古参ファン「こんなの相対性理論じゃない!」 ←今ココ

メインコンポーザーがやくしまるに替わったが、やくしまるソロ風ではなく、昔の相対性理論ぽいスタイルに寄せてきた。でもやっぱり昔の相対性理論とは違うし、古参ファンは自分の思う相対性理論とのズレを許せない。そんな状況。

個人的には、好きです。歌も演奏もいいしアレンジも凝ってるし。曲も及第点なんて軽く超えて来てると思いますよ。昔と違うなんてのは出る前からわかってたことだ。このくらいの変化で騒いでたら、BLACK SABBATHファンはやってられねーゼ。

 

ともあれ。

直前に「やくしまるえつこ」のソロ名義で出したスタジオ一発撮りアルバム「RADIO ONSEN EUTOPIA」を思い出せば。実はこの演奏に参加したメンバーは今回の「TAWN AGE」とほぼいっしょ。同じ面子で作ったのに今回は相対性理論名義。内実は一緒で看板を替えただけ。つまりもうソロ名義の活動に邁進したって商業的にもいける頃合いなのに、今回はあえて、相対性理論の名前&相対性理論っぽいスタイルで、新しいアルバムを作った。その理由とは。そこが問題だ。

想像するなら…

 

①理論のアルバム未発表を収録したかった。
 →ライブでは昔から歌ってた「ほうき星」とか。あと、作詞作曲にクレジットされなくても、多少なりと真部&西浦の手が入っていれば、ソロ名義で出すのは憚られましょう。


②やくしまるが相対性理論の枠組みでやりたかったこと、以前はできなかったこと、をやった。
 →元々、相対性理論の仕掛け人は真部&西浦。ソロもこなす強烈個性なやくしまるさんのこと、アイデアがこの2人とバッティングすることもあったでしょう。(バッティングしたからこそ、2人が脱退したんでしょう)

 

相対性理論を名乗れば商業的により有利。
 →まぁ、当然あるよね。。。

 

まぁこんなところでしょう。①~③どれかというより、全部多少は視野にあったはず。

さらに妄想するなら。

やくしまるさんって、ソロだと1曲ごとに全然違う曲調を試してた。あの振れ幅の大きさから察するに、相当アレコレやりたがりな人。だから、縛りの多い「相対性理論風」スタイルに、この先こだわり続けたりはしないんじゃなかろーか。相対性理論の名義に思い残してたことは、こうしてアルバム1枚にまとめたし。やくしまるソロも、「RADIO ONSEN EUTOPIA」で区切りつけたし。やくしまる次の一手は、自分なりのバンドスタイルのスタジオアルバム作成、になると予想。
あたったらなんか下さい。

 

ちなみに・・・
脱退した真部さん西浦さん、今はプロデューサーとして、ちょいちょい女性ヴォーカルに曲提供してます。
タルトタタン

テトラッド(通常盤)

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・ハナエ

恋は神聖ローマ(初回限定盤)(DVD付)

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どっちも曲は完全に相対性理論ですね。ポップでキャッチーでキュートで流石。でも、相対性理論すぎて、やくしまるさんが歌ったらもっといいのに、との思いが離れない。やくしまるの幻影を吹き飛ばせる何かを作らないと、チトつらいナ。
いちファンとしては、真部&西浦が相対性理論に復帰するのが、一番めでたしめでたしとっぴんぱらりのぷう、なんだけど。そう簡単には行かないんですかねぇ。